働く社員の姿に共感
取引先から山口コーウンに入社
山口コーウンの関連会社さんで、事務員として勤務していた私は、その当時から、山口コーウンの方々が仕事に責任をもって取り組まれている姿勢に共感していました。
そして私なりに業務理解を深めていくなかで、色々とご縁があって転職することとなったのです。
入社当初は業務部に配属され、元々在籍していた関連会社さんの中で出荷関連の事務職を担当していました。
日常的に工場内の現場で活躍される先輩たちと関わっていましたが、現場業務経験がない私は、なかなか話が理解できないこともあり、もどかしさを感じていました。
やはり事務職をする上でも、現場の仕事を理解していた方がより効率良く、正確な仕事ができるのではないかと考え、結果的に事務兼補助的な現場業務も可能な職務へ変更となったのです。
制服も事務服から作業着へ変わりました。
そして入社してから1年半ほど経ったころ、職場異動があり、このころから事務的業務と並行して少しずつ現場の仕事も経験していったのです。

最前線の仕事を理解するため
事務職から現場へ
新たな職場では、主として出荷管理業務を担当しました。
工場では様々な化学製品を扱っていて、製品の充填作業の計画や出荷に関わるトラックの手配、製品を倉庫へ預ける手配や在庫の管理など、出荷に関わる業務やその工程を計画して行っていました。
タンク内の製品の充填計画などでは、計画的に進めないと最悪は生産が止まってしまうこともあるので、慎重に、かつスピーディーに正確な対応をしなければなりません。
また化学製品はSDS(安全データシート)に、その製品の危険性や有害性などが明記されていて、それに従って安全に取り扱うことが求められます。
例えば温度管理が必要な製品や引火性物質や毒物などの危険物、高圧ガスなどが工場内の至る所に存在しています。日頃から取り扱うものの特性を理解し、万が一災害が起きた際には正確な判断ができるよう備えておくことが必要です。
また、工場内の作業エリアは狭く限られたスペースなので、事故なくスムーズに作業できるように車両の出入りや出荷スケジュールも管理し、段取りよくしなければなりません。ただ事務をしていた時と全く異なり、より一層責任を感じることも増えました。計画がうまくいかずに現場が慌てて作業するようなことになれば、ミス・怪我・事故に繋がります。仲間が怪我や重大な事故を起こさないようにするために現場とのコミュニケーションを大切にしながら、負担の少ない計画作りを心掛けました。
時には急なオーダーの対応などもありますから、常に計画通りに進むとは限りません。いろいろな経験をしましたが、全ての仕事を理解し管理することは簡単ではありませんでした。たくさん失敗もしましたし、たくさん時間もかかりました。しかしながら常にそばで指導して下さった先輩たちが根気よく丁寧に仕事を教えて下さったおかげで、私も少しずつ成長することができました。
出荷管理業務では輸出に関わることを学んだり、フォークリフトの運転もできるようになりました。
入社時は事務服を着ていた私でしたが、現場に触れ経験を通して視野が広がり、自身の思いを伝えたことで結果として新しいキャリアに進むことができたのだと思います。

現場を知り
社員がより働きやすい職場を
つくるために
出荷管理業務を約4年経験し、今は総務部の人事労政課で人事・労務に関わる業務に携わっております。
新しく入社される方の手続きや、異動される方の対応、など「人に関わる業務」が主な仕事です。
経験不足で日々一喜一憂しておりますが、やるからには、現場にいた経験を活かして、従業員さんの思いに寄り添いながら、今度は人事の側面で、働きやすい職場環境作りや一人ひとりの困りごとのお力になれるようにと思っています。
元々、なにか私でお手伝いできることがあれば・・という気持ちが強いので。まだまだ未熟ですが、今後はそれを実践していきたいですね。

やりたいことが現実になる
場所、山口コーウン
山口コーウンは、ちゃんと思いを伝えればやりたいと思ったことに対して優しく背中を押してくれる、そんな可能性を広げてくれる会社だと思います。
事務職の経験しかなかった私が、現場に興味を持ち、現場を経験できたことで新しい可能性が広がりました。
これは、会社がそうさせてくれる環境であったからです。
経験を重ねていくことで、都度新たにやりたいことが生まれたら、次のステップへの可能性を見出せる、それができる会社です。
ひとり一人が当事者意識を持って、チームワークの中で責任ある仕事をしています。
先輩たちに教えられ、支えられながら現場の仕事を覚えることができましたから、次は私が教える立場になれたら嬉しいです。
